熊澤充のバリ島撮り尽くし
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新型コロナウィルスで収入が無くなった海外カメラマンが副業ストックフォトに取り組んでみる
リアルタイム実体験談 #1

ストックフォト:記事一覧

今回のお題目
・新型コロナウィルスにより経済活動の止まってしまったバリ島
・バリ島の観光・ウェディング業界の今後の予想
・今すぐできる副業を考える
・思い立ったが吉日

こんにちは!バリ島在住日本人カメラマンのくまっちです。
神々の棲む島バリ島から在住日本人カメラマンが、日々撮影しているウェディングやハネムーンのお客様の写真を中心に、ガイドブックに載っていない普段のバリ島の日常風景などをご紹介。
気になる最近のお天気の様子も含め、出来るだけリアルタイムな情報をお届けしています。

新型コロナウィルスにより経済活動の止まってしまったバリ島


誰もいなくなったバリ島・ジンバランビーチの現在の様子です

現在バリ島は海外からの外国人の実質入島禁止、そしてすべての観光地・ビーチ等は閉鎖、住民も外出自粛要請が出されていて、観光業に経済の約75%を依存するバリ島はほとんどの人に大きな影響が出ています。

自分の仕事のほとんどが日本からのお客様を撮影する事だったのですが、当然全てキャンセルに。

新型コロナの騒ぎが始まった2020年3月当初、夏頃にはまた観光客の皆さんが戻ってくるだろうと予想していましたが、最近のニュースを見ている限り、どうもそんな感じにはならなそう。

仕事が再開される条件としては、日本の渡航制限が解除され海外旅行にいっても大丈夫な雰囲気になる事、そしてバリ島の渡航制限が解除される事、かつ各航空会社が正常に運行され、日本人向けの旅行会社やウェディング会社が潰れずに積極的なプロモーションを始める事。

更に言えば、今回のコロナの騒ぎがなかったとしてもやってくる、観光業に影響する天災が日本・バリ島どちらにも重なっておきない事。

(日本側では地震・洪水等、バリ島では噴火・テロ・観光地での事故等で体感2年に1度位は観光業が大きなダメージを受けています。)

バリ島の観光・ウェディング業界の今後の予想

上の条件をクリアするのはなかなか大変で、

① バリ島観光ハイシーズンの9月頃までに復活するなら今のままのんびりしてても何とかやっていけそう。(希望ですがたぶん無理かな・・・)

② もともと観光客の少ない12月~来年3月まで伸びてしまうなら今のうちに少しずつでも稼いでいかないと厳しい。(この辺が現実的か)

③ 来年2021年もまるまる自粛ムードで海外旅行の雰囲気が戻らず、密の条件が重なる飛行機に乗ることに対して悪いイメージが払しょくされなかった場合、観光客に依存しない仕事を何か考えなくてはなりません。(可能性は大いに有)

ウェディング業界に関しての自分の予想ですが、大人数が集まる挙式に関しては相当影響が長引きそう。

二人だけで行う海外ウェディングロケーション撮影については、この時期に挙式をあきらめざるを得なかったお二人がせめて写真だけでもと逆に需要が増えるのではないかと予想しています。(というか希望でもあります。)

実際に今回の騒ぎでバリ島での撮影を泣く泣くキャンセルをされたお客様の中には、挙式自体を延期ではなく中止されたケースが多数あり、すでに妊活へと次のステージへ進んでいる話も伺っています。

今すぐにできる副業を考える

最後のお客様の撮影をしたのが先月の3月19日。

忙しかった2月3月分のたまった編集・納品作業を終え、いつか撮影が再開された時のためにパワーアップしてお客様を迎え入れられるようWebサイト等のリニューアル、編集作業環境の増強・改善、未来のお客様から預かっていた予約金もほぼキャンセルにつき全額返金、1年分の労働ビザ代と1年分の家賃も全て払い終え、ここまであっという間の1か月。

先行き不透明な今の状況をやっとゆっくり考える時間ができましたので、バリ島に住んでいる現在の環境で出来る副業をいろいろ考えてみました。

まず条件として自分の持っている就労ビザの許可の範囲内(フォトグラファー)の労働しか出来ません。

日本のように今の時期だけ肉体労働しよ~とか配送のバイトないかな?とか求人誌の募集に片っ端から電話しまくる!とかは出来ません。(というか国内労働者保護のため、インドネシア人が出来ることはそもそも外国人にビザの許可がおりません。)

日本に住所がなく税金も払っていませんので、マスク2枚ももらえませんし、10万円ももらえません、日本国内で行われている事業者に対しての支援も当然ながら全て受けられません。

税金を払っているインドネシア国からも在住の外国人事業者に対しての優遇策の話は今のところ一つも耳にしていません。(インドネシア人が優先なので当たり前のようにここには期待しておりませんが。)

という事でない頭で考え付いたすぐに出来そうな副業をいくつか挙げてみます。

日本国内からの写真(動画)編集・加工を請け負う

ここ数年で注目されているクラウドソーシングです。

クラウドソーシングとは、クライアント(発注者)とワーカー(受注者)をWebサイトでつないでくれるサービス。

自宅にいたまま、ネットを介して案件受注から支払いまで完結できるので、テレワーク化が進んでいきそうなこれから先の時代にマッチしていますね。

写真や動画編集用のパソコンもソフトも技術・経験も全て揃っていて、初期投資無しで出来る今の自分の状況に一番適している副業ではないでしょうか。

大手のサイト、”クラウドワークス”さんの撮影まわりの募集のリンクですが、

写真・画像・動画 の仕事を探す

調べてみると本日現在(2020.4.25)、ヒットしたのはなんと32,573件

その中から今の海外在住の状態で請け負える仕事が何件あるのかは不明ですが、夫婦二人でがんばって作業すれば生活費くらいは何とかなりそう?(やった事はありませんので実際のところどうなのかはわかりません。)

たぶんこれが自分たちの出来る副業の正解で、今すぐにでも始めるべきだと思いますが、今回はとりあえずパスです!(おい)

理由としては、

・1回やりきりの仕事は未来に繋がりにくく夢がない。
・クリエイティブな仕事をがしたくて人生をかけわざわざ海外移住までしたのに、クライアント意向に合わせた作業はちょっとエネルギーが湧かない。

という超個人的な理由から。

収入の額はともあれ、確実な現金収入につながるこの副業が実際のところ一番現実的かな。

いつか本格的にお金が無くなって切羽詰まったときには、なりふり構わずクラウドソーシングで仕事を探そうと考えています。

アフィリエイトで広告収入

ブログの記事に広告商品販売リンクを並べて収入を得る方法です。

実はこのブログも申し訳程度に広告が貼ってあり、ごくまれ~にウェディング関連の商品紹介を張ったりしているのですが、本来のこのブログの目的は本業である実際のお客様のウェディングロケーションフォトの紹介や、勝手に使命だと思い込んでいるバリ島のすばらしさを世に広めるという事なので、広告収入にはまったく力を入れていませんでした。

バリ島に来てから約8年間、ほぼ毎日ブログをUPし続けているのですが(リニューアルしてこのブログに引っ越ししてからは2年弱)、月の広告収入は1500円程度。

コロナ騒ぎ以降はウェディング関係で検索する人はほぼ壊滅していますので、収入は限りなくゼロになっています。

このグラフはリニューアルしてから本日までのこのブログのアクセス数の推移です。
かなり順調に右肩あがりにきたのに、最近一気に急降下・・・(コロナめ~)

とは言え、ここにも少しはチャンスはありそうです。

今の時期はウェディング関連記事は少し置いておいて、いつもの”写真1枚!文字数行!!”の小学生の絵日記みたいなブログではなく、もうちょっと内容のあるブログ記事を書こう!という事で今一生懸命この記事を書いていたりします。

YouTube

機材的にも技術的にも住んでいる場所的にも、次に手を出しやすいのは流行りのユーチューブではないでしょうか。

外出自粛中のこんな時期、誰もが身近に感じやすい最近最も盛り上がりをみせている分野です。

自分もチャンネルをすでに3つ開設済みで、今年はウェディングの撮影現場をどんどん紹介しよう!と力を入れる予定だったのですが、こちらも今回はパス。

理由としては

・需要が多く、競合の少ないウェディングロケーション撮影の現場の様子をUPしたかったのですが、現状お客様ゼロで撮影不可。
・3密回避の為、収録が行えず、TVの仕事が減ったしゃべりのプロである芸能人達が続々参入し、アイデア・編集能力の高いTV制作会社も同じく続々参入している。
・このコロナ騒ぎで多くの企業が減収の中、広告宣伝費にかけるお金も当然減り、利益の大前提である広告主自体が減少しそう。
・収益化までの道のりが遠く不確実、それまで無収入。

アイデア次第で可能性はあると思うのですが、その道のプロたちと勝負して勝てる気がしません。
今現在収益化までたどり着いている人には需要のある今がチャンスかも?
運よくいくらか稼げたとしても、YouTube側の裁量だけで急に収入が減ったり止まったりする可能性もあるので、長期的な人生を考えたら今から本気出す分野ではないなというのが正直なところ。

ということでYoutubeに関してはウェディング関係のお客様が戻り次第、今まで通りプロモーション活動の一環として再開したいと考えています。

ストックフォトで写真販売

そして記事タイトル通り、今回チャレンジする事を決めたのがこれ、ストックフォト

ストックフォトとは自身が撮影した写真をネット上にUPし、世界中(または日本国内)の必要としている人に販売、売り上げの中から数%のコミッションを受け取るというサービスです。

有名どころとしては、PIXTA(ピクスタ)PhotoACshutterstockAdobe Stock

決めた理由としては、

・登録が簡単、今日から始められる。
・すでに販売できる商品(写真)が手元にいっぱいある。
・本業に近く、機材が揃っているので初期投資ゼロ。
・写真のジャンルに制限が無く、被写体は無限なので現在ストップしている観光業に影響されずに撮影を続けられる。
・今回のコロナ騒ぎによりAdobeをはじめとするストックフォトの会社がダメになる可能性は低そう。
・ネット・広告関係の需要は将来的にまだまだ伸びそう。
・いつか再び本業が再開したときにスパッとやめる事ができる。(それまでにUPした写真販売は継続される)
・夢があってエネルギーがでる。(将来、年金のかわりになればいいな)

デメリットとしては、

単価が安く(1枚売れて20円とか)、まとまったお金にするには長期戦覚悟!(今すぐに短期的な収入が必要なら、先に紹介したクラウドソーシング一択だと思われます。)

思い立ったが吉日

という事でさっそくネットでストックフォト関連の情報収集!

ネット上にあるワードプレスで作成された綺麗なレイアウトの記事では、

・誰でも簡単!スマホ1台で出来るお勧め副業!!(スマホ写真ってそんな簡単に売れるか?)
・寝てるだけで儲かっちゃう!あこがれの不労所得生活!!(何百何千何万もの写真撮って1枚につき50ものタグを付けてUPするのにどれだけの時間と労力がかかるか知ってます?これを不労所得とは言わせません。)

みたいなちょっと眉唾な記事ばかり。

また、やってる本人が書いたであろう楽天ブログやアメブロ等の記事では、

・やった!半年でやっと1枚売れた!!利益は25円!!!
・3年続けてます。トータルの利益10万円超えました!

みたいなちょっと寂しい記事ばかり。

トップの人はどれくらい稼いでるんだろ?と調べてるときにこんな記事も見つけました。

※デジカメWatchさんの昨年の記事です。
売上は○千万円!? ストックフォト「PIXTA」の2018年トップクリエイターが決定

ほんとのところはどうなのよ!?

ということで自分が人柱となり、実際にチャレンジして成功も失敗もつつみ隠さず公表しながら、悪戦苦闘の様子を記事として日々アップしていきたいと思います。

すでに自分に合った会社の選定・登録を終え、試しに写真を数点アップロード、そして承認待ちの状態まで完了!(ここまでほんの数時間)

この記事を読んで”自分もやってみようかな~”っと思ったら是非下記リンクからどうぞ。

シャッターストック寄稿者登録

次回はストックフォトサービス会社を比較・検討します!

StayHome!
KeepSmile!
ピンチはチャンスだ、コロナに負けず頑張ろ~!

– 本日のバリ島のお天気情報 –
2020年4月25日/クタ、ジンバラン、ヌサドゥア方面

晴れ~くもり。


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