熊澤充のバリ島撮り尽くし
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いまバリ島で手に入るチョコレートは、ここ数年で味も見た目もすごい進化を遂げたと思います。

カカオの収穫から製法、ブランドストーリーにまでこだわっているチョコレートメーカーたち。バリ島の直営店やスーパーマーケットには「うちの作品を見て下さい!」と言わんばかりに凝ったチョコレートがたくさん並んでいます。包装はどれもスタイリッシュで、バリ島らしさやインドネシアらしさを表現したものばかり。こんなチョコレートはバリ島旅行のお土産にもぴったりです。

中にはすごく攻めたフレーバーで、食べてみないことには味の想像がつかないものも。自分用やお友達用のお土産にバリ島のチョコレートを選ぶときは、せっかくならお洒落で美味しいチョコレートがいいですよね。

そこでバリ島の気になるチョコレートを食べ比べてみました。

pod chocolate

バリ島の現地工場で生産するこだわりチョコレートのなかで、まず代表的なブランドは pod chocolate ではないでしょうか。
選びきれないほどたくさんのフレーバーがありますが、まずその中からふたつ試してみました。

pod chocolate / VANILLA


外国のチョコレートは口当たりがザラザラしてる、って先入観ありませんか?
でもこのバニラチョコレートはものすごく口どけが良いんです。

しっかり甘いけど、しつこくない。ホワイトチョコレートが苦手な人にもぜひいちど試してほしい1枚です。

pod chocolate / Rosella Flower & Cashew


pod chocolateにはすごくたくさんの種類があって、フレーバーに合わせてデザインされた包装紙は見ているだけで楽しくなります。

このフレーバーはいかにも南国らしいきれいなハイビスカスの包装がひときわ目を引きます。私だったら、おしゃれな女友達にはこれをバリ島土産として渡したい。そう思って食べ比べのラインナップに加えてみました。

このチョコレートに入っているRosella Flowerとは、ハイビスカスの近縁種であるローゼルという植物の花を乾燥させたもの。
口の中で乾燥した花びらとカシューナッツがザクザクとして心地良い食感。独特の酸っぱさがあって、甘さは控えめです。ワインやウイスキーによく合いそう。

Pipiltin Cocoa / BALI


Pipiltin Cocoaは、インドネシアの首都ジャカルタに本社を置くチョコレートメーカーで、インドネシア中のいろいろな種類のカカオ豆を生かしたチョコレート菓子を作っているそうですよ。

スーパーマーケットでは、インドネシア各地の島の名前を冠した板チョコのシリーズが展開されていました。
バリ島の名前がつけられたチョコレートはどんなお味かな?と選んでみました。

味の感想はまず、すごくカカオの風味が強いと言うことです。それもそのはずで、包み紙には100%ココアバターという表示があります。

板チョコの表面にカカオマークが並んでいますが、まさにこのイメージ通りの味なんです。カカオをこまかくこまかくこまかーく粒子にして、それをそっと固めたような、サラリとした食感。甘さは控えめ、というか甘くない域まで行っていて、もしかしたら小さい子供には不評かも。

でもカカオの味を楽しめる大人なら、さらっとした食感も相まってどれだけでも食べてしまいそうなチョコレートです。

おやつというよりは、美味しいお酒のおつまみにしたいかんじ。

krakakoa


バリ島の高級路線のチョコレートはどれも味だけでなく外見のスタイリッシュさにも気をつかっていますが、なかでもこのkrakakoa(カカコアと読むそうです)の凝りようはちょっとすごいですね。

板チョコでこんな構造の外箱に入ってるの見たことあります??しかも箱の裏面には、自分たちがどれだけチョコレート作りにこだわっているかびっしり語られている…

チョコレート本体については、もう板チョコの概念を超越していますね。

バリ島のお土産でこんなチョコレートをもらったらかなりワクワクしませんか?

インドネシアではカカオ豆だけでなく、スパイスや塩も名産です。これらを使った、ちょっと珍しい感じのフレーバーをふたつ試してみましたよ。

krakakoa / Sea salt & Pepper


まずね、チョコレートの包みを破った瞬間にコショウの香りが立ちのぼります。
口に入れるとコショウとほんのりした甘み、そして飲み込んだ後にも「あれは夢だったのかな…」みたいな、かすかで上品なコショウの残り香。

好き嫌いは分かれるかもしれませんが、やっぱりこれワインやウィスキーのお伴に最適だと思うな。

小さい子に食べさせるのはもったいない大人の珍味です。

krakakoa / Cinnamon


今回試したチョコレートの中では、一番ミルク風味の強い一枚でした。甘みもこのなかでは強い部類で、ストレートにおやつのチョコレートとして美味しい。
チョコとして無難だけども、シナモンが香って南国らしい個性もしっかりあるので、バリ島土産の美味しいチョコレートとして合格だと思います。

おわりに

この記事を最後まで読んでくれた方、きっとチョコレートが好きな人だと思います。
この記事で紹介しているチョコレートは、バリ島内のスーパーマーケットに行けばふつうは苦労せず見つけることが出来るはずです。
バリ島にはこの他にもたくさんの美味しいチョコレートがありますから、ぜひ現地に来たらいろいろと楽しんで選んでみてくださいね。

参考

pod chocolate 公式サイト
Pipiltin Cocoa 公式サイト
krakakoa 公式サイト

– 本日のバリ島のお天気情報 –
2020年2月27日/クタ、ジンバラン、ヌサドゥア方面

晴れ~くもり。ちょっとだけ雨。


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